<男性への戸惑1>

 

今回からリラが担当する地質以外のもう一つの重要な役割である「パートナーとの愛」に触れて行きましょう。

 

今までお話ししてきましたようにリラを故郷にする方たちの哀愁は「愛」と言うものがこれほどまでに過酷なのだということを重々理解したからこその、ある種「達観」からくるものです。

 

これから向かう高次では時間の概念が大きく変化し、昨日も明日も過去も未来もすべてが今という刹那に存在している次元に向かうことになります。

 

少し乱暴な言い方になりますが「今が幸せであればそれでいい」ということでもあり、その今が幸せであることに意識を向けて行けばその先にある「次の今」にもにもその幸せの時間が適用されて行く、そうした概念なのです。

 

時間は続いて行くのではありません、一時一時が繰り返されて行くだけなのです。

継続しない時間の中では永遠はなく、日々移ろい進化して行く。

 

そしてリラの人々は、こうした愛こそが(時には過酷さに逃げる事なく対峙する事もまた)真の愛であり、天の摂理である事をしっかりと理解しています。

 

ですから、たとえ恋愛であっても、生半可な恋人たちの愛の囁きには動じません。

 

恋愛においても、相手に対し必要以上の過度な拘束はする事なく、逆に自らも異性からの拘束に対しては苦手な方が多いでしょう。

 

時には恋愛に対してとても淡白に見られてしまうこともありますが、決してそうではなく、胸の内には愛を向ける相手には人一倍の想いがあります。

 

リラを故郷にする人は、相手を想えば思うほど、その相手に危険を及ぼしてしまうという過去世での重く苦い経験を持っている人がいます。

 

過去世のある時期、女性であるがゆえの蹂躙や辱めを受け、時には魔女狩りに会い恐ろしい目にも遭遇した経験を持つ方も多い事でしょう。

 

また自分が晴れやかな女性として生きることを何としても避け、人に見られないよう、知られないよう時には薄汚れた衣装を着て、髪も梳かず、人に相手にされないよう、ひっそりと一人で生きようとする者さえいました。

 

それから長い年月を過ぎた現在に転生出来たにもかかわらず、その過去の厳しい経験というトラウマから抜け出せない方も少なくはない様なのです。

 

それだけではなく、自分が魔女と断定されてしまうと、家族やパートナーにさえ危険に晒してしまうこともありました。

 

ですから軽々しく家庭を持つこともパートナーを得ようという事さえも、その見えない過去世の苦い経験の魂の記憶からためらってしまう人も多いのです。

 

今までにリーディングにお越しになったリラを故郷にする方の中には自分が過去世で思わぬ不条理に遭遇したことや、魔女狩りに会い身を焼かれたという記憶をお持ちの方が何人もいました。

 

またご自分ではそうした過去世の記憶がないものの魔女狩りという言葉に身震いするほどの反応を示される方もいらっしゃいました。

 

中にはそうしたことなど全く意識にはないのに女性が性被害にあったり、男性の暴力行為の被害者になる女性たちに対し必要以上の同情心を抱くという方もおられました。

 

こうした方の中には、過去世で経験してきた、リラであるがゆえの厳しい人生を覚醒誘導を通してご自身で確認された方もいました。